敗訴

少年野球の関係で忙しくアップが送れました。

結果は敗訴です。
しかし一部の職員を除いて非常勤職員は地方自治法上の非常勤職員で、特別報酬の支給は違法であり、給与条例主義にも反する違法な支給と判断しました。

ところが本件訴訟が起こされた後に新たに制定された条例を遡及して適用することにより違法性は無くなったとの判断で請求が棄却されました。

新たに制定された条例は、特別報酬を廃止し12等分して月額報酬に上乗せして支給するという姑息な条例で、これを遡及適用し違法性が治癒したとの裁判所の判断は到底納得できません。
従来からも給与条例主義に反する違法が、その後違法な支給を合法化する条例を作ってそれを遡及適用して違法性が治癒した判例が多くあります。
ところが本件は新条例には特別報酬を合法化する規定は何ら存在せず、新たな法律効果を遡及適用し違法性が治癒する場合に相当しないことは明らかです。
このような事が許されると、いかなる違法性も新たに違法な支給を除いた条例を制定し、それを遡及適用してお咎め無しが許されることになり、そのようなことは法の適用を根本から否定し公序良俗にも反するもので、判決を認めるわけにはいきません。
控訴して争います。

判決文（全文）