2007年 02月 13日
大阪府補助金の支出差し止めを求めて提訴しました |
大阪府の市町村振興補助金の支出の差し止めを求めて2月13日に提訴しました。
本補助金は補助金の名を借りて和泉市と大阪府の不透明な土地取引に関する後始末を行うもので、府民や市民の目を欺いた違法な支出です。
不透明な土地取引とは、大阪府の弥生博物館横の用地を埋蔵物の展示センターを建設するとして、和泉市が土地開発公社に先行取得させたものです。
当初の約束ではH12年度末に大阪府が買い上げる事になっているにも拘わらず、大阪府の財政事情で今だ買上がなされていません。
そのため土地の値下がりと、金利で和泉市は数億円にものぼる大きな損失をかぶっています。
そこで大阪府は買上が出来ない為その土地を大型バスの駐車場として借り上げ、賃借料を公社に支払っていますが、金利だけでも賃借料の倍ほどかかっており、その補填を和泉市が大阪府に求めたものです。
この様な経緯で、大阪府はこの補填を市町村振興補助金として支出することを和泉市に内諾をしたものです。この補助金は本来市町村の行財政改革事業に対して補助するもので、この様な不透明な土地取引の後始末に使うものではありません。
不透明といっているのは、もともとこの土地が8億円も出して取得する必要があったのか、極めて疑わしいからです。上物の展示センターの計画など全く無い状態で土地だけ取得したものです。
取得当時はバブルがはじけて毎年20%近くも地価が下落するときに、計画もない展示センターの為に何故取得しなければならなかったのか。誰かの口利きがあったのではないかとの疑念もあります。
その証拠に土地購入後既に10年近くなるのにこのセンターの計画すら出来ていません。
又、この土地取得について大阪府と和泉市で交わした確認書なるものを和泉市も大阪府もその存在を否定していました。8億円の土地取得の確認書を失念することなどあるはずがありません。その確認書の決済を起案した和泉市の担当者は現在もその職にあるにも拘わらずです。
和泉市にとっては何でも良いからお金を貰えば良いと考えている様ですが、本来この土地は既に大阪府が買い上げていなければならない土地で、大阪府の財政事情は買上をしない理由にはなりません。和泉市も財政が厳しい事は同じです。この様な補填を受けて取り繕うことは、この問題の先送りでしかないのです。現在地価の下落は沈静化していますが、いつ又地価下落が起こるか知れません。その様なリスクを和泉市が負担する必要は更々無いのです。
以上の事情を裁判で明らかにするため提訴にふみきったものです。
訴状
本補助金は補助金の名を借りて和泉市と大阪府の不透明な土地取引に関する後始末を行うもので、府民や市民の目を欺いた違法な支出です。
不透明な土地取引とは、大阪府の弥生博物館横の用地を埋蔵物の展示センターを建設するとして、和泉市が土地開発公社に先行取得させたものです。
当初の約束ではH12年度末に大阪府が買い上げる事になっているにも拘わらず、大阪府の財政事情で今だ買上がなされていません。
そのため土地の値下がりと、金利で和泉市は数億円にものぼる大きな損失をかぶっています。
そこで大阪府は買上が出来ない為その土地を大型バスの駐車場として借り上げ、賃借料を公社に支払っていますが、金利だけでも賃借料の倍ほどかかっており、その補填を和泉市が大阪府に求めたものです。
この様な経緯で、大阪府はこの補填を市町村振興補助金として支出することを和泉市に内諾をしたものです。この補助金は本来市町村の行財政改革事業に対して補助するもので、この様な不透明な土地取引の後始末に使うものではありません。
不透明といっているのは、もともとこの土地が8億円も出して取得する必要があったのか、極めて疑わしいからです。上物の展示センターの計画など全く無い状態で土地だけ取得したものです。
取得当時はバブルがはじけて毎年20%近くも地価が下落するときに、計画もない展示センターの為に何故取得しなければならなかったのか。誰かの口利きがあったのではないかとの疑念もあります。
その証拠に土地購入後既に10年近くなるのにこのセンターの計画すら出来ていません。
又、この土地取得について大阪府と和泉市で交わした確認書なるものを和泉市も大阪府もその存在を否定していました。8億円の土地取得の確認書を失念することなどあるはずがありません。その確認書の決済を起案した和泉市の担当者は現在もその職にあるにも拘わらずです。
和泉市にとっては何でも良いからお金を貰えば良いと考えている様ですが、本来この土地は既に大阪府が買い上げていなければならない土地で、大阪府の財政事情は買上をしない理由にはなりません。和泉市も財政が厳しい事は同じです。この様な補填を受けて取り繕うことは、この問題の先送りでしかないのです。現在地価の下落は沈静化していますが、いつ又地価下落が起こるか知れません。その様なリスクを和泉市が負担する必要は更々無いのです。
以上の事情を裁判で明らかにするため提訴にふみきったものです。
訴状
by onbuz
| 2007-02-13 20:23
| 大阪府補助金差し止め訴訟